【PCA給与シリーズワンポイント】厚生年金保険料率の引き上げ
日付:2015年09月07日
Point 厚生年金保険
1.厚生年金保険料率の引き上げ
厚生年金保険の保険料率は、平成27年9月分(10月納付分)から178.28/1000になります(現在は、174.74/1000)。
今回の保険料率の引き上げに関して、新しいプログラムの発送はありません。現在のプログラムで登録されている料率を変更することにより対応できます。
※厚生年金基金にご加入のお客様は、加入されている基金へ「厚生年金保険料率」と「厚生年金基金保険料率」をお問い合わせください。
2-1.厚生年金保険料率の変更方法(給与X)
以下の操作の前に、必ずバックアップを実行してください。
※[料率]を使用せず、社員ごとに厚生年金保険料を直接入力している場合は、以下の操作は必要ありません。「社員」-「社員情報の登録」を起動し、[保険]タブの[社会保険]にて、各社員に入力してください。
◆操作方法
- 「前準備」-「社旗保険の登録」を起動し、社会保険コードを選択します。
- [社旗保険の登録]画面の[健保・厚年保険料率]タブで、[期間の変更]ボタンをクリックして使用期間を追加します。[使用期間の追加]の[開始日は]、新料率を適用する日付を入力します。
- 例1)9月分保険料を9月給与で徴収する場合は、9月給与支給日以前の日付(8月給与日より後の日付)を入力します。
- 例2)9月分保険料を10月給与で徴収する場合は、10月給与支給日以前の日付(9月給与支給日より後の日付)を入力します。
《ご注意》 9月に賞与を支給される場合は、新しい厚生年金保険料率で保険料を徴収します。
- 給与と賞与の[厚生年金保険料率]欄に新しい保険料率を入力します。
- ●率入力方法が[会社全体率]の場合は、[174.74/1000]→[178.28/1000]へ変更します。
- ●率入力方法が[被保険者率]の場合は、[87.37/1000]→[89.14/1000]へ変更します。
- ※厚生年金基金にご加入の場合は、その基金より通知された保険料率に変更してください。
- ※賞与の保険料率も必ず変更してください。
- 入力後、[厚年料額表]ボタンをクリックして保険料を確認し、登録します。
- 9月分からの保険料確認は、「社員」-「社員情報の登録」を起動し、[保険]タブの[社会保険]にて行ってください。
※ただしマシンデート(パソコンの日付)が、2.で設定した開始日より前の場合は確認できません。
2-2.厚生年金保険料率の変更方法(給与9V.2R7)
以下の操作の前に、必ずデータのバックアップを実行してください。
※[料率]を使用せず、社員ごとに厚生年金保険料を直接入力している場合は、以下の操作は必要ありません。「前準備処理」-「社員マスターの登録」-「社員個人情報」にて、各社員に入力してください。
◆実施時期
平成27年9月分保険料を徴収する給与データの入力前に実施します。
- 例1)9月分保険料を9月給与で徴収する場合は、9月給与処理を始める前(8月給与処理終了後)に行います。
- 例2)9月分保険料を10月給与で徴収する場合は、10月給与処理を始める前(9月給与処理終了後)に行います。
《ご注意》 9月に賞与を支給される場合は、新しい厚生年金保険料率で保険料を徴収します。
◆操作方法
- 「前準備処理」-「法廷マスターの登録」-「社会保険」を起動します。
- [社会保険情報・率]画面で、給与と賞与の[厚生年金保険料率]欄に新しい保険料率を入力します。
- ●率入力方法が[会社全体率]の場合は、[174.74/1000]→[178.28/1000]へ変更します。
- ●率入力方法が[被保険者率]の場合は、[87.37/1000]→[89.14/1000]へ変更します。
- ※厚生年金基金にご加入の場合は、その基金より通知された保険料率に変更してください。
- ※賞与の保険料率も必ず変更してください。
- 入力後、[厚年料額表]ボタンで厚生年金保険料を確認し、[登録]ボタンをクリックします。 「社員マスターへの転送を行いますか?」というメッセージが表示されましたら、[はい]ボタンをクリックします。[いいえ]ボタンをクリックしたときは、「前準備処理」-「法廷マスターの登録」-「社員マスターへの転送」を起動します。
- 「社員マスターへの転送」の画面が起動しましたら、[健康保険・厚生年金料額表]欄にチャックマークを付けて[実行]ボタンをクリックします。
- 実行後、「前準備処理」-「社員マスターの登録」-「社員個人情報」の[社会保険]、または「前準備処理」-「社員マスターの登録」-「マスターナビゲータ」の[保険・住民税]を選択し、社員の厚生年金保険料が新しい保険料になっているかを確認してください。
